子犬を飼い始めた飼い主さんへ と+α
このところのコロナウイルス騒ぎで、
学術大会も個人的な勉強会も軒並み中止。
来週からは小学校も休校との事で、子供たちもかなり早めの春休み。
とは言え、家族でどこかに出かけて遊ぶわけにもいかず…
目に見えないウイルスの感染拡大ってやっぱり怖いですよね。
今回政府が決定した事柄、報道などを見ていると賛否両論ありますが。
さて2週間後どうなるのか?
収束に向かってくれることを祈ります。
我々獣医師にしてみると
犬のコロナウイルス感染症は最近見なくなってきましたが、猫のコロナウイルスはFIP(伝染性腹膜炎)として接する機会も多く。
こんな言い方なんですが、昔から馴染のあるウイルスです。
だからといって、自分を含め、家族やスタッフに感染者を出すわけにもいかず。
親として、院長として多方面へケアをしながらも、病院業務は通常どおり行っていますので、ご安心ください。
とタイムリーな話題にかなりボリュームを取られましたが本題に戻ります。
春が近づいてくると、可愛い子犬を抱っこして来院される患者さんも増えてきます。
今までも当院にかかられていて、2頭目のワンちゃんだったり、先代が亡くなってしまい2代目のワンちゃんを連れてこられる方々は、もう十分慣れていますし、特に問題はないかと思いますが。
これから初めて飼われる方は、心配事も尽きないと思います。
そんな方々に獣医師として、先輩犬飼いとして、言えることは。
「犬は犬らしく飼ってあげることが、色々なトラブルが無い」です。
ブラッシングや歯磨き、耳の掃除など手をかけてあげれば、それだけ防げる病気があることも確かですが、
可愛さ余って擬人化がすぎるとトラブルを生むこともあります。
ワンちゃんの性格にもよりますが、
おやつを与えすぎれば、ドライフードは見向きもしなくなります。
一緒に寝れば、占有の欲求が強くなることもあります。
汚れたからと言って洗い過ぎれば皮膚炎を起こすこともあります。
などなど・・・
「犬」ってどんな生き物なのか?
我々が理解するところから始めれば、あなたとあなたのワンちゃんとの関係もうまくいくはずです。
そこは、ちっちゃなチワワでも、大きなゴールデンでも一緒。
悩みがあれは、気軽に病院に来てください。
散歩の途中に寄ってくれる子が沢山います。
飼い主さんは悩み相談、ワンちゃんはスタッフ総出で可愛いがります。
そうすれば、病院にも慣れてくれて、一石二鳥(^^)
歯磨きや耳掃除、爪の切り方なども、看護師と一緒に練習できます。
まずはとにかく楽しい生活を送ってもらう事が、私たちの願いです。
最近は病気ばかり扱っているイメージが強いかもしれませんが、基本的な「動物大好き」の気持ちはいつまでも変わりません。
ちょっと古い本ですが、私が好きで読んでいたものをご紹介します
アメリカのテレビ番組にも出演していたトレーナーが書いているのですが、何しろよくあるしつけの本では全くありません(^^;
ほとんどが精神論。
でも役に立つ事多いと思います。
ここから10数年、楽しいペットライフを過ごしてください。
我々も一生懸命サポートします。