腎臓・泌尿器
日本獣医腎泌尿器学会へ出席してきました
8月19日、病院はお休みさせていただき毎年恒例の日本獣医腎泌尿器学会へ出席してきました。
品川で開催。電車1本で行けるので助かります。
この学会(どの学会もそうですが)、各大学などの有名な先生が一堂に会します。
そんなところに毎年通って思うことは、「まあ皆さんよく知ってる」
当たり前ですが、病気のこと体のこと本当によく知ってる。
私も追いつこうと日々勉強していますが・・・刺激になります。
さらには、畑は違うのですが、国立大学の基礎研究を行ってる先生方。
頭の出来が違いすぎて話の最中に気が遠のきそうになりますが、必死で食らいついてなんとか、なんとか少しは理解。
1次診療といえども、専門的なこともかじってる以上、生涯精進が続きます。
さて、そんな刺激的な1日をおくれる学会の今年のテーマは、「腎臓泌尿器疾患の診断と治療」
学会としては、今後ガイドラインの作成に向けて動き出すようです。
海外では、病気に対する診断・治療ガイドラインというものが存在し、年単位で手が加えられ日々更新しています。
我々もこのような海外の情報を手に入れて、日々の診療に役立てているのですが。
海外での飼育環境や動物種は日本と違うこともあり、日本版のガイドラインができることは喜ばしいことです。
誰でも手に入る指針みたいなのもがあれば、獣医診療の全体的な底上げにもつながり、
飼い主さんとペットがどこの病院でも一定以上の診療を受けられるようにもなります。
専門的な診療を行う病院も年々増えてきています。
これからの獣医療が良い方向に進んでくれることが、獣医師・飼い主・動物にとって大事なことかと思います。