犬のフィラリア予防に関して
今回のブログは、犬のフィラリア予防についてのお知らせです。
犬の予防は、年間に3つ
狂犬病ワクチン、混合ワクチン、そしてフィラリア症予防です。
フィラリア症とは、蚊の吸血によって犬の体内に入ったフィラリアという虫が、時間と共に成長してやがて心臓に寄生する感染症です。
詳しくは、ネットで調べてみてください。
そしてフィラリア症の予防とは、蚊から犬の体内に入ったフィラリア子虫が、約1ヶ月のうちに次の段階に成長。その成長した虫をターゲットに、駆虫(虫下し)することで成立します。
実際には、
蚊が刺した1ヶ月後から予防薬を開始、蚊が刺し終わって1ヶ月後まで投薬を行う。
ということになります。
では、蚊が刺し始めるっていつごろなんでしょうか?
科学的なデータでは、最低気温が約15度必要だそうですが、ここ茅ヶ崎では、例年4月の下旬からGWにかけてそのくらいの温度となり、蚊を見かけるようになります。
私も、昨日1匹見つけました。
そんな、フィラリア症のあれこれはこの辺にして。
問題となってくるのは、昨年経験した明らかな気温上昇。
記憶にも新しいと思いますがこの前の12月、かなり暑かったですね、20度超えたような日もありました。さすがに、お正月ごろには冬っぽくなりつつあったような気がしていますが。
とにかく、明らかな気温上昇を経験しました。この状況は、きっと今年も同じだと考えています。
となると・・・蚊の吸血も例年11月中旬には終息してくるはずでしたが、それがだいぶずれ込むことが予想されます。
ということで、今シーズンのフィラリア症予防は、
「心配な方は、1月まで行ってください」
とします。
GWにはきっと半袖短パンの登場?!ビーチサンダルも?!
これが温暖化という事なのか、日本特有の四季がなくなっていくようで悲しいです。

ウチのニコルさんも予防の季節が到来!健康診断もやらないと!!
おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com