獣医腎泌尿器学会へ出席してきました
毎年夏の恒例行事、獣医腎泌尿器学会へ出席してきました。
年に一度、今でもお世話になっている恩師、指導医、一緒に楽しんで?苦労してきた?研修医時代の先生方。
長年獣医をやっているとだんだん顔も広くなるもので、全国から出席されている先生方にもご挨拶。
勉強は忘れて、しばし談笑も楽しみの一つ。

さて、今年のセミナーは、急性腎障害の治療ガイドラインのアップデート。
治療のエビデンスや、ガイドラインの解釈などはもちろん知っているべき事柄。
でも、昔から「教科書はウソ」なんて言われているように、経験する症例(リアル)は教科書通りにはいかないのが実際。そこに、超えられない制限や心情が加われば、なおさら。
そんな日々の仕事の中で「教科書は否定的だけど、諦めずにやってみる」「なにかできないだろうか?」って考えて行動する姿勢は、とても大事だと思います。
ただしそれが実験的ではあってはいけないので、やっぱり基礎的な知識や思考は重要!
そもそも、同じ病気でもかかってる子が違えば同じなんてことはあるはずもなく、教科書に載っていないことの方が重要なんじゃないか!?って、経験と深く考える時間でしか埋められないこと、常々思います。
獣医という仕事を始めてあと数年で30年。・・・もうそんなにか?なんて思いますが。(こわw)
大学病院に通って勉強させてもらい、「腎泌尿器やります!」なんて手を挙げて、気がつけば15年ほど経ちます。15年は、子犬や子猫で飼った子たちが生涯を終える年月。獣医師が一人前になるためにかかる年月と一緒。
病気を患った子の生涯をみないと病気そのものの理解も深まらない、それは全ての病気に言えること。私もこの分野においてやっと一人前になってきたというところでしょうか。
初心は忘れずに、さらに精度を高めるためにセカンドステップ。
そういう意味では、この学会はいつもいつも刺激をもらい、自分の成長も感じることができる良い機会となっています。朝から始まるセミナーの後は、夕方まで口頭発表。国立大学で研究をやっている先生方の賢さに感服しながら、会場を見渡しても、こんなに日焼けしてる人はおらず、「お行儀良くしないと」なんて・・・(なんとかキャラで許してもらってる?)
もっと言うと、たまには師匠の手術も見学に・・・思ってはいてもなかなか腰が上がらない。歳のせいにもしていられないので、必ず!!「お前の立場なら、そんなにハードル高くないだろ!」なんて各方面から言われそうです^^;
まだまだ、暑い日が続きます。
今年の夏は暑すぎて蚊が吸血しないなんて、朝のニュースでやっていました。蚊も夏バテ。
ワンニャンたちも含め、みなさんご自愛ください。
追記
神奈川県獣医師会では、9月1日より感染症セミナーと題して、SFTS・レプトスピラ・バベシアに関する期間限定のオンラインセミナーを開催します。我々がまだまだ治療経験の少ないこれらの感染症、県内全ての獣医師会会員はもちろんのこと、保健所や動物愛護センターの行政職員、登録ボランティア、神奈川県内会員外の先生方、学生さんも全て無料で視聴していただけるようにしました。SFTSやレプトスピラは人と動物の共通感染症でもあります、みなさんのお役に立てると幸いです。
おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com

