皆さまへご報告
9月の初旬。
13年間一緒にいた、うちの犬(ロコ)が亡くなりました。
開業当初、テナントで病院をやっている時代には毎日の様に一緒に通勤していたので
古くから通っていただいている患者さんには、よく知ってもらっていましたし、
同級生(同じ年)の子たちは、まだまだ健在な子もたくさんいます。
まあ、人に慣れない犬で・・・本当に苦労しましたが。
今となっては、それもまた獣医としても飼い主としてもいい経験になりました。
症状が出始めて、検査して、診断して。
治しようがなかった病気だったため、病気の結末はわかっていました。
わかっていたので、「ものすごく苦しんだら楽にさせてあげようか」と心に思っていましたが、
なかなか、そこの境界線は引くことができず。
結局、自然にお迎えが来るその日まで看取る様な感じとなりました。
2~3日前からほとんど動き回ることもなく、「もうそろそろかな」なんて内心感じていたのですが、
亡くなった日の明け方、突然「ワン!」と大きな声。
「なんだ!!?」
そう、それはまさに呼ばれた感じ。直感的に。こういう事する犬なんだな。
この仕事をしてるといろいろな子に出会います。なかには亡くなる前日に病院へ会いに来てくれた子も。
結局、その日の昼過ぎ。
息子も娘も帰宅して、みんなで最期を見守り天国へ逝きました。
あれから2ヶ月ちょっと。
だいぶ、犬がいない生活にも慣れてきて。
こうしてブログにも報告を書けます。
いなくなった直後は、
外から車で帰ってきて病院の駐車場に停めると、近所のよその犬が鳴いているのに、
一瞬・・・「またうちのが鳴いてるよ」・・・
あぁ、やっぱりこうなるんだなって。
時を同じくして、飼い主さんが亡くなってしまい病院に2年間居候していた
「パグ脳炎を患っていた黒パグの珊瑚」も最後は止まらない発作で亡くなってしまい・・・
ザ・パグ脳炎って感じでしたが、1歳で発症して7年間。良く頑張ってくれました。
なんかみんな、バタバタと・・・
今は、近所のおじいさんが連れてきてそのまま譲り受けた
元ノラ猫のリトル(雄猫のくせに3kgしかないので、この名がつきました)がのんきに暮らしています。
まあそんなこと言ってても、そのうち新入りが増えると思います。
また、その時は皆さんよろしくお願いします。