同級生のピンチ
ある朝1本の電話がかかってきました。
ちょうど診察中だったこともあり病院のスタッフが対応し、かけ直すことに。
「先生すいません、病院のお名前を聞き忘れたのですが、埼玉で開業しているS先生です。同級生だとおっしゃってました。」
「S先生?!」
「さいたまで開業しているS?・・・・・オォオオオ!!」
電話の向こうには大学を卒業して以来(20年近く)久しぶりに聞く声が。
プチ同窓会のもりあがりもそこそこに、さっそく本題へ。
「ちょっと相談したい症例があるんだけど・・・ホームページみて電話したんだ」
お気づきの方の多いかと思いますが、私のところに相談の電話・・・
こたえは、「石」です。
それは有名な野球選手の打率よりも高い確率で「結石」です。
ネコ、水腎症、結石、急性腎障害・・・ブログをみていただいている方々にはおなじみのパターン
「この病気経験ないからさ、どうしたらいいかと思って」
目の前のネコのことをどうにかして助けたいという気持ちが伝わってきます。
これは、同級生のピンチです!!!
状態を聞くとかなりやばい!今夜の予定はちょうどない!
「大丈夫。行くよ!今夜。」
具合の悪いネコさんは動かしたくありませんし、今日のところは緊急の処置しか出来ない状態。
動ける者が動くのが一番いいに決まってますし、頼られたら期待に応えるしかありません。
片道2時間弱(圏央道が出来て本当によかった&ナビって本当に便利)
いつも一緒に仕事している先生にも声をかけ先方で合流(この先生も同級生です)。
初めて伺う病院で懐かしい顔が揃いました
肝心の手術は無事終わり。尿がどんどん排泄されてきました、期待が持てます
その後はしばし懐かしい話や現在の様子、誰々は今何してるなど。お決まりの同窓会話。
お互いが成長してこうしてまた一緒に仕事ができるとは。
うれしい限りです。
学生時代の3人からはとうてい想像できない光景でした